アルミ形材

仕入れの大手なら、アルミ形材の種類が豊富

アルミでも、ただの板状や棒状の形ばかりでは使用できないことがほとんどですから、使用目的に合わせた形にしなければならないでしょう。

そこで、あらかじめ既製の形やオリジナルの形でできた金型に加熱されたアルミ合金を流して押し出すことで、いろいろな形状が成形されます。

これらをアルミ形材といいます。
断面形状に制約がまったくないわけではありませんが、かなり広範囲にわたって自由に形の設計ができるようになっています。

種類に一部を挙げると、アルミ角パイプ、アルミ製パイプキャップ(角パイプ用)、アルミ丸パイプ、シームレス管、継手関連、アルミアングル、アルミ不等辺アングル、アルミ変形アングル、アルミ丸棒、アルミ四角棒、アルミ平棒、アルミチャンネル、アルミ片長チャンネル、アルミポール、アルミフラットバー、アルミレール、アルミハカマ、アルミジョイナー、アルミ見切材、テーブルエッジ、アルミT型、アルミH型、アルミZ型、アルミ特注サイズなどになります。

アルミ形材の種類がある程度豊富にある所へ発注したいなら、仕入れの大手に依頼すると、注文が楽かもしれません。

暮らしに根づいているアルミ形材

形材というと建材や装飾用の金属材料を指し、材質的にはアルミニウム合金のものが多いでしょう。

ありとあらゆる場面で見かけることになり、小さなものならディスプレイパネル、スマートホン、PCの筐体などの家電やカーテンレール、システムキッチンなどの家具、大きなものならビルのファサード部分、自動車や鉄道などの輸送分野、サーボモーター用ケース、アルミ機械フレームなどの電気・機械関連分野、太陽光発電システムの太陽電池モジュール用アルミフレームなどの構造部品に至るまで、個人の生活から産業分野にわたって使用されていないところはないというほどです。

暮らしに根づいたアルミ形材は、これからも廃れることはないでしょう。新たな開発によって、また何か新しい形材が生まれるかもしれません。