アルミ地金

アルミ地金の取引相場を決めるNSPルール

加工の材料となる、元々の金属を地金(じがね・じきん)といいます。

アルミ地金については、アルミ材料の取引を行う際に、企業同士でアルミ地金の国際相場変動を取引に反映させるというルールがあります。
アルミを扱う業界内ではポピュラーなルールであり、これを「NSPルール」と呼んでいます。NSPとは「New Standard Price」の頭文字で、1年を4分割した3ヵ月単位で、地金相場の変動を製品価格に反映させるものです。

基準となる相場価格は、日本経済新聞に毎月第一月曜日に掲載される月間平均相場になっています。
反映方法ですが、月間相場の3ヵ月間平均をしたものの一桁を四捨五入し、エキストラで+10円するというものです。

例えば、NSP適用期間が1~3月なら相場適用期間は9~11月、NSP適用期間が4~6月なら相場適用期間は12~2月となっています。
具体的な計算をいうと、1~3月のNSP適用を決定する際の方法ですが、相場適用期間は9~11月になり、相場が9月…219.2円/kg、10月…217.3円/kg、11月…224.9円/kgだったとします。

3ヵ月間平均 は、220.5円/kg、一桁を四捨五入 220円/kg、エキストラは10円/kgとなります。よって、1~3月のNSP適用価格は230円/kgとなるということです。

最終的にはアルミ地金相場も暮らしに影響

金や銀の金属の相場があるように、アルミにも相場はあります。
一般人は直接関心がないかもしれませんが、アルミを仕入れたり、加工・製造したりする企業などでは、アルミ地金相場が上がれば大きなダメージですから、関係者はアルミ地金相場の変動に注目しているでしょう。

材料費が高騰すればコストも上がりますから、最終的には私たちの暮らしにも影響が及ぶことになってくることにはなるのです。

アルミ素材は使用が広範囲にわたっていますから、金や銀と同じように、相場価格にもっと関心を持ったほうが良いかもしれません。