アルミ合金

添加元素を加えて広い用途を作り出す

アルミ製品が、機械的性質、耐食性、耐水性、耐海水性などの個別の特性を持つためには、アルミ自身が持つ軽さやリサイクルしやすいなどの点に加えて、強度などの利点が加わるようにしなければ、製品としての役割を果たすことは難しくなります。

そこで、さまざまな添加元素を加えた、用途の広い合金を作り出す必要が出てきます。
それが「アルミ合金」といわれるものになり、添加元素や比率によっていくつかの種類にわけることができますので、見ていきます。

合金になると、表記の仕方は冒頭にAがつく4桁の数字になることが基本になります。例えばA1085という具合で、Aはアルミのこと、数字は添加元素を表しています。

純アルミ系は1000番台、Al-Cu-Mg系(アルミ銅マグネシウム合金)は2000番台、Al-Mn系(アルミマンガン合金)は3000番台、Al-Si-Mg-Ni系(アルミシリコンマグネシウムニッケル合金)は4000番台、Al-Mg系(アルミマグネシウム合金)は5000番台、Al-Mg-Si系(アルミマグネシウムシリコン合金)は6000番台、Al-Zn-Mg系(アルミ亜鉛マグネシウム合金)は7000番台、Li添加系(アルミリチウム合金)は8000番台となっています。

アルミ合金別用途

純度が99%以上あるものは純アルミ(1000系)と呼ばれ、元素を添加したものはアルミ合金と呼ばれます。

2000系合金用途は、航空宇宙機器、油圧部品、ゴム成形用金型、船舶用材など、3000系合金用途は、屋根材、アルミ缶(胴部)、化粧板、電球口金など、4000系合金用途は、ピストン、シリンダヘッド、建築パネル、溶接線など 、5000系合金用途は、船舶、車両、缶エンド、板金製品など、6000系合金用途は、建築用材、ガードレール、船舶、家具など、7000系合金用途は、スポーツ用品(金属バット・スキーストック)、オートバイリム、航空機材、車軸などになります。